デュアル10GbE搭載、およびThunderbolt™3の追加拡張をサポートする Intel® Xeon QuTS Hero NAS
TVS-h1288X
型番 | TVS-h1288X-W1250-16G |
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TVS-h1288Xは、パワフルなIntel® Xeon® Wプロセッサおよび、最大128GBまで拡張可能な16GB DDR4 ECCメモリを搭載しています。さらに、別売りのQNAP QXP-T32P Thunderbolt™ 3 PCIe拡張カードを追加することで計4つのThunderbolt™ 3 接続を実現できるため、ハイスピードの共同メディア編集を求めるMac® / Windows® ユーザーにとって最適です。
TVS-h1288Xは、ZFSベースのQuTS hero オペレーティングシステムを採用しており、ブロックレベルのインラインデータ重複排除や圧縮、ほぼ無制限のスナップショット、リアルタイムSnapSyncをサポートします。クリエイティブなワークフローからファイルサーバー、仮想化サーバー、効率的なファイルバックアップ、リカバリまでオールインワンでカバーする高性能NASです。
2つの10GBASE-Tと、4つの2.5GbE LANポートにより、仮想化や集中的ファイルアクセス、大規模なバックアップおよび復旧、メディア転送を加速させます。 |
備え付けのPCIe Gen 3 x4スロットへQXP-T32P拡張カード(別売)を取り付けることで、Thunderbolt™3接続を追加できます。 |
4Kメディア再生およびリアルタイムのトランスコーディングに対応。ビデオをHDMIディスプレイに直接出力します(最大4K @ 30Hz) |
拡張用のPCIeスロットには、10GbE/25GbE/40GbE ネットワークカードやQM2カード、グラフィックカードなどを追加して、パフォーマンスを向上させることができます。 |
仮想マシンやコンテナ化されたアプリ、集中化ストレージ、バックアップ、共有、災害復旧、ストレージ拡張をサポート。 |
クラウドストレージゲートウェイは、NAS上に確保されたキャッシュスペースを利用することで、クラウドへの低遅延アクセスを実現します。 |
TVS-h1288Xは、6コア/12スレッド、3.3 GHz(最大4.7 GHzブースト)のクリエイティブプロフェッショナル向けIntel® Xeon® W-1250プロセッサを搭載し、仮想マシンのパフォーマンスを最大限向上させます。また、標準の16GB DDR4 ECCメモリは、最大128 GBまで拡張可能となっており、エンタープライズビジネスに求められる複雑なマルチタスクワークロードにも適応できます。
TVS-h1288Xは、機能拡張用のPCIe Gen 3 x4スロット備えており、2つのQXP-T32P Thunderbolt™ 3拡張カード(別売)を追加することで計4つのThunderbolt™3接続を可能にします。最大4台のThunderbolt™ワークステーションをTVS-h1288Xに接続し、4Kワークフローやファイルストレージ、バックアップ、共有におけるチームワーク効率を高めることができます。
最高のパフォーマンスと最適なストレージの割り当てには、SLC/MLC SSD RAID5 構成がおすすめです。
注:Thunderbolt™4コンピューターをThunderbolt™3 NASに接続する場合は、Thunderbolt™4認定ケーブルまたは0.8メートルより短いパッシブThunderbolt™3ケーブルを使用する必要があります。
TVS-h1288Xは、独立した組み込み10GBASE-T LAN、および追加可能なThunderbolt™ 3を使用して、一般的なイーサネットサービスを帯域幅の干渉なしに同時に実行できます。Thunderbolt™ およびイーサネットワークステーションから、TVS-h1288Xのメディアリソースへ簡単にアクセスすることができ、異なるタスクを同時に実行し、生産性を改善できます。
Adobe®PremierePro® + FinalCutPro®のコラボレーション Final Cut Pro® および Adobe® Premiere Pro®ユーザーは、SMBプロトコルを使用してTVS-h1288Xを中心としたメディアファイルの一元保存や共有を行うことで、効率性を高めることができます。 |
QfinderProによるクイックサーチ&アクセス Qfinder Proを使用することで、同一LAN上に起動するQNAP NASを素早く簡単に探知・アクセスすることができます。また、Qfinder Pro経由でTVS-h1288Xをマウントし、特定の共有フォルダーに直接アクセスすることも可能です。 |
Mac®/Windows® 向けの超高速10GbE / 5GbE接続 Thunderbolt 3 to 10GbEアダプターやUSB 3.2 Gen 1 to 5GbEアダプターを使用して、ご利用のコンピューターに高速接続性を追加することができます。サーバーやデスクトップPCでは、マルチギガの10G/5G/2.5G/1G/100MをサポートするPCIe ネットワーク拡張カードを追加できます。QNAPの10GbEスイッチは、デバイスが集中する環境での高速コラボレーションを可能にします。 |
TVS-h1288Xは、2つの高速10GBASE-T RJ45 ポートを備えており、 帯域幅を要求するデータセンターや仮想化アプリケーションを改善するフェイルオーバーやポートトランキングにも対応します。
10GbE SmartNICは、RDMA over Converged Ethernet(RoCE & RoCEv2)をサポートするBroadcomNetXtreme®-Eネットワークコントローラーを使用しており、ネットワークに負荷のかかるアプリケーションのCPU使用率を軽減し、低遅延、高スループットの大規模データ転送を可能にします。
TVS-h1288Xは、ハードウェアデコードおよびリアルタイムトランスコーディングに対応する Intel® UHD グラフィックス P630を搭載しています。HDMI出力は、最大4K(4096 x 2160p)@ 30Hzをサポートし、オンイメージ解像度やカラーリアリズム、集中的なメディアストレージ、転送、表示などを必要とするビデオ制作/編集、工業デザイン、プロ向け写真撮影などのアプリケーションに大きなメリットを提供します。
TVS-h1288XをHDMIディスプレイに接続することで、NASに保存されたマルチメディアコンテンツをRM-IR004リモコン(別売)を使用して直接視聴可能です。
TVS-h1288Xは、4つの 2.5インチ SATA 6Gb/s ドライブベイ、および2つのM.2 NVMe Gen 3 × 4 SSDスロットを搭載しています。SSDキャッシングを構成することで、IOPSを加速し、ストレージボリュームのレイテンシーを削減、2.5GbE/10GbEのパフォーマンスを最適化できます。データベースや仮想化アプリケーションに最適です。
専用のSSD ベイ/スロットにより、TVS-h1288Xの3.5インチドライブは大容量ハードドライブとして専用利用することができ、ストレージ容量とパフォーマンスの両方を最大化できます。
ニーズに基づき、多種多様な拡張カードを追加できます。
5GbE/10GbE/25GbE/40GbE ネットワークカード 仮想化、大規模データ転送、高速バックアップおよび復元など、帯域幅を必要とするタスクのための超高速スループットを実現します。 |
QM2 M.2 SSD/10GbEカード パフォーマンスと帯域幅を最適化するために、M.2 SSD キャッシングや10GbE(10GBASE-T)接続を追加できます。 |
QXP 拡張カード 高性能ストレージ拡張用のマルチレーンSATA 6Gb/s転送を追加して、TL SATA JBODエンクロージャーにTVS-h1288Xを接続できます。 |
QuTS hero は、アプリベースのQTSと、128 ビットのZFS ファイルシステムを兼ね備えており、高度複雑化するIT環境の要求に応える柔軟なストレージ管理や、包括的なデータ保護、最適化されたパフォーマンスを提供します。
データ整合性の確保 |
RAID Z – より強固なデータ保護 |
マルチレベルキャッシュ技術を採用 |
QuTS hero の自己回復により、データの完全性と信頼性が確保されます。QuTS hero では Write Once, Read Many Times (WORM: ライトワンス、リードメニー) もサポートされています。 |
多重 RAID レベルにより柔軟な容量稼働率が可能になります。RAID トリプルパリティおよびトリプルミラーが高レベルのデータプロテクションを提供します。 |
同期トランザクション用にメインメモリ読み取りキャッシュ (L1 ARC)、SSD セカンドレベル読み取りキャッシュ (L2 ARC)、および ZFS Intent Log (ZIL) を同時にサポートして、性能を向上しています。 |
データ削減による容量&性能効率の向上 |
QSAL (QNAP SSD Antiwear Leveling)によるデータ保護 |
APP Center によるNAS機能の拡張 |
インラインデータの重複排除、圧縮、コンパクション機能によって、ファイルサイズの削減、ストレージ容量の節約、パフォーマンスの最適化を実現します。 |
SSDの同時障害を防ぐために、自動的かつ定期的にRAID構成のSSD寿命を検出し、データ保護と信頼性を高めます。 *2020年第4四半期から利用可能 |
バックアップ/同期、ビジネス、コンテンツ管理、生産性、その他多くのカテゴリから、オンデマンドでアプリを追加インストールすることで、TVS-h1288Xの可能性を拡張できます。 |
以下の手順に従うことで、QuTS hero の最適なストレージ効率とパフォーマンスが得られます。
手順 1: システムドライブ 作成する最初のストレージプールはシステムドライブです。システムドライブには SSD を少なくとも 2 つ使用することが推奨されています。 |
手順 2: 読み取りキャッシュと ZIL 読み取りキャッシュまたは ZIL にはより多くの SSD を使用してください。QM2 拡張カードをインストールして M.2 SSD を追加し、キャッシュ容量を拡張することもできます。 |
手順 3: データストレージ HDD・SSDを割当てて、ファイルやアプリケーションデータを保存する RAID を作成します。必要に応じて、最適な性能を得るためにオールフラッシュ構成を設定できます。 |
QuTS hero はブロックベースの高度な先進的データ削減テクノロジー (インラインデータ重複排除、圧縮、コンパクション) をサポートしており、ファイルサイズを効率的に削減し、ストレージ容量を節約、パフォーマンスを最適化します。
例えば、同じテンプレートを使用して NAS 上の20台の仮想マシンを複製する場合、20台の仮想マシンすべてに要求されるストレージ容量を最大で95%削減できます。プライマリストレージかバックアップストレージであるかにかかわらず、TVS-h1288Xはストレージ使用率を最適化し、ビッグデータ時代に適応する信頼性の高いストレージ基盤を提供します。
リアルタイム SnapSync は、プライマリおよびセカンダリNAS の両方が同じデータを維持できるようにします。データがソースに書き込まれた時、直ちに保存先に書き込まれます。プライマリNASがオフラインになった場合は、管理者がセカンダリNASの権限設定を調整することで、ビジネスオペレーションを継続することができます。SnapSyncはノンストップの事業運営をサポートし、ユーザーのデータ喪失リスクの軽減に役立ちます。
注: SnapSync は2020年第4四半期からご利用頂けます。
TVS-h1288Xは、スナップショットおよびリモートバックアップにも対応しており、組織内の日常的なバックアップ業務を効率的に実行できます。
スナップショットがバックアップ保護を強化 ほぼ無制限のスナップショットは、コピーオンライト技術により、進行中のデータ書き込みに影響を与えることなく瞬時に実行可能です。スナップショットレプリカはバックアップ NASにスナップショットファイルを複製し、バージョン管理によるデータ保護を単純化できます。 |
HBSが3-2-1バックアッププランを単純化 HBSは、データのバックアップや復元、同期化を一元管理し、TVS-h1288X内のデータを別のQNAP NASやリモートサーバー、連携するクラウドストレージへ簡単に転送できます。また、HBSは QuDedup テクノロジーをサポートしており、ソースの重複するデータを排除して、マルチバージョンバックアップを高速化します。 |
包括的な仮想化サポートを実現するため、QNAPではVirtualizationStationとContainerStationを提供しています。Network&Virtual Switchアプリを組み合わせることで、物理および仮想ネットワークリソースを柔軟に割り当てることができ、ネットワーク上の仮想マシンやコンテナ、QNAP NAS、またその他の物理デバイス間における相互運用性を高め、ネットワーク展開を単純化できます。
Virtualization Station 一台のQNAP NASで複数のオペレーティングシステム(Windows®、Linux®、UNIX®、Android™など)を実行、集中管理することができます。物理サーバーを別途追加で用意することなく、仮想サーバーアプリケーションを実行できます。 |
Container Station QNAP Container Stationは、LXCとDocker®の軽量仮想化技術を独自の方法で統合した包括的仮想化ソリューションです。内蔵のDocker® Hub Registryからのアプリダウンロードや、コンテナのインポート&エクスポート、豊富なマイクロサービスを作成できます。 |
Hyper Data Protectorにより、TVS-h1288Xは無制限のVMware®vSphereおよびMicrosoft®Hyper-VVMバックアップ用のエージェントレスバックアップツールとなります。Hyper Data Protectorは、増分バックアップやグローバル重複排除、バックアップスケジューリング、リカバリ圧縮機能を備えており、また、複数のVM同時バックアップにより、費用対効果に優れた信頼できる災害復旧プランを提供します。
TVS-h1288Xは、主要なクラウドサービスと完璧に統合します。クラウドストレージゲートウェイを展開し、TVS-h1288Xのローカルキャッシングを有効にすることで、企業はデータストレージ、バックアップ、およびリカバリのためにクラウドをシームレスに活用できます。
HybridMount HybridMountは、クラウドストレージへの低遅延アクセスを可能にします。QuTS heroアプリにより、クラウドファイルやマルチメディアファイルの管理、編集ができ、ファイルサーバーのオンラインコラボレーションやファイルレベルのデータ分析に理想的です。 |
VJBOD Cloud JBOD Cloudは、ブロックベースのクラウドストレージゲートウェイで、オブジェクトクラウドストレージへの効率的なNASバックアップをサポートします。ブロックベースのボリュームやLUNの変更(追加、修正、削除など)のみを転送することで、帯域幅の使用量を大幅に削減し、データ転送速度を加速します。これはファイル転送要件の大きいエンタープライズレベルのアプリケーション(データベース、VMボリューム、ビデオなど)に最適です。 |
QVR Eliteは、サブスクリプションベースのQNAP独自のスマート監視ソリューションです。より低いTCOとより高いスケーラビリティを持つ監視システムを簡単に構築できます。QVR Elite では、監視データ専用の独立したストレージスペースを作成することによって、カメラ管理やストレージスペースの割り当て、ライブビューおよび再生をシンプル化できます。録画は普遍的なMP4ファイルとして保存されるため、身近にあるほとんどのデバイスで再生することが可能です。QVR EliteはQNAPのAIベースソリューションを統合し、小売や入退管理システム用のスマートな顔認識システムをQNAP NASで構築します。
別途QVR Proクライアントソフトをご利用のWindows®/Mac®、またはモバイルデバイスにインストールすることで、監視領域のコントロールがより簡便になります。
注:QVREliteは2020年第4四半期から利用可能になる予定です。
一般的なファイバーチャネルSANデバイスは、多くの場合コストがかかります。QNAPのデュアルポート16Gb/32Gbファイバーチャネル拡張カードをTVS-h1288Xに追加搭載することで、安価にSAN環境を構築できます。 iSCSI&ファイバーチャネルアプリを使用して、ファイバーチャネルターゲットを設定しましょう。また、LUNマスキングおよびポートバインディング機能により、データセキュリティにおおける追加レイヤーを提供します。
Boxafe Google™ G SuiteやMicrosoft® Office 365®のファイル、電子メール、カレンダー、連絡先を、TVS-h1288Xにバックアップ、同期することができます。 |
Security Counselor 脆弱性をチェックし、複数の攻撃方法に対するデータ保護の推奨方法を提供するセキュリティポータル。ウイルス対策、マルウェア対策ソリューションとも統合されています。 |
Qsirch Qsirchは入力と同時に検索を開始し、キーワード、色、その他の検索条件によって、画像、音楽、ビデオ、ドキュメント、メールなどのファイルを素早く見つけ出すことができます。 |
CPU | Intel® Xeon® W-1250 6-core 3.3 GHz processor (boost up to 4.7 GHz) CPUアーキテクチャ:64ビットx86 グラフィック:Intel® UHD Graphics P630 浮動小数点演算ユニット:○ 暗号化エンジン:AES-NI ハードウェア支援トランスコーディング:○ |
メモリ | 標準:16 GB ECC UDIMM DDR4 (2 x 8 GB) 最大:128 GB (4 x 32 GB) スロット:4 x Long-DIMM DDR4 *デュアルDIMM構成の場合、同一のDDR4モジュールのペアを使用する必要があります。 |
フラッシュメモリ | 5GB (デュアルブートOS保護) |
ドライブベイ | 8 x 3.5-inch SATA 6Gb/s, 3Gb/s + 4 x 2.5-inch SATA 6Gb/s, 3Gb/s ホットスワップ:○ SSDキャッシュアクセラレーション:○ |
M.2 SSD スロット | 2 x M.2 22110/2280 NVMe PCIe Gen3 x4 |
LAN | 4 x 2.5 ギガビットイーサネット (2.5G/1G/100M) 2 x 10GBASE-T (10G/1G) |
Wake on LAN (WOL) | ○
*2.5GbE ポートのみサポート |
PCIe スロット | 3 Slot 1: PCIe Gen3 x8 Slot 2: PCIe Gen3 x4 Slot 3: PCIe Gen3 x4 *Slot 1 は、2ポート10GbE ネットワークアダプターが予めインストールされています |
USB 3.2 Gen 2 (10Gbps) | 2 x Type-C 3 x Type-A |
HDMI 出力 | 1 x HDMI 1.4b (up to 4096 x 2160 @ 30Hz) |
オーディオ入出力 | 1 x 3.5 mm ダイナミックマイク入力 1 x 組み込みスピーカー 1 x 3.5mm ライン出力 (for amplifiers or speakers) *スピーカーとライン出力ジャックを同時に使用することはできません。 |
フォームファクター | タワー |
LEDインジケーター | システムステータス LAN, USB, ディスク 1~12, M.2 SSD 1~2 |
LCD ディスプレイ/ ボタン | ○ |
ボタン | 電源, リセット, USB 自動コピー |
寸法(高さ x 幅 x 奥行) | 234.6 × 369.9 × 319.8 mm |
重量 | 11.27 kg(本体重量)、14.95 kg(総重量) |
動作温度 | 0 – 40°C |
相対湿度 | 5 ~ 95%(結露なきこと)、湿球:27˚C |
電源ユニット | 550W PSU, 100~240V |
電力消費量: HDD Sleep Mode | HDDスリープモード時:85.216 W 通常動作時:97.492 W *ドライブ搭載時 |
ファン | システムファン: 3 x 97mm, 12VDC CPU ファン: 2 x 90mm, 12VDC |
音量レベル | 26 db(A) |
ケンジントンセキュリティスロット | ○ |
保証期間 | 3年間 |
詳細機能 | 豊富な機能の詳細はこちらからご確認ください。メーカー公式ホームページ |